色々なネットワークゲームに必要なポート開放をしたい。
昨今のネットの普及で以前とは比べ物にならない位に、
ネット対戦、ネットゲームの需要が増えてきています。
そのネット対戦等を行う時に対応しておくと色々と有利なポート解放。
ここでは例として解放のやり方、イロハを簡単に解説していこうと思います。
ポート解放の意味
正しくは”ポート転送設定”と言います。
ルーターは通常、外部からのアクセスを遮断し、不正アクセスを防止しています。
(ルーターのファイヤーウォール機能)
例えば、友人とネットゲームしたい場合(ここでは便宜的にCall of Duty 3略してCoD3とします)
友人が建てたCoD3の部屋に接続しようとしても、友人側がポート解放していないと”こちらからの接続リクエストを
ルーター側が拒否する事”があります。
逆もしかりです。
その為、”ネットでゲームを楽しむ為にはポート転送設定(ポート解放)をしておいた方がよい”
(必須ではありません)となります。
基本的なポート解放の手順
基本的なインターネットのしくみとしてグローバルIPアドレスとローカルIPアドレスと言うものがあります。
グローバルIpアドレスとは世界でひとつだけの番号として、個々に割り振られる番号です。
判りやすく例えると一世帯にひとつの電話番号でしょうか。
対して、ローカルIpアドレスは一世帯内で通じる内線番号の様なものです。
(主に192.168.xx.xの様な表示になります。
ポート解放とはローカルIPアドレスの機器に対して任意のUDP/TCPポートでの転送を有効にする事。
(主にTCPとは1対1での通信の確実性、UDPは一対多での高速性に向いている転送方式です)
それでは具体的な手順をざっくりと説明していきます。
1.まずはポート解放したい機器のローカルIpアドレスを調べる。
パソコンならば”スタートボタン”→”全てのプログラム”→”アクセサリ”→”コマンドプロンプト”を実行。
コマンドプロンプト画面が出たら”Ipconfig”とタイプしてエンターキーを押す。
するとこのパソコンのIpアドレスなどネットワークに必要な情報が表示されます。
上のピンクで囲っている部分が、このパソコンのローカルIPアドレス。
この場合”192.168.11.9”となります。
下の青で囲っている部分が、”デフォルトゲートウェイ”つまりルーターのIpアドレスとなります。
*この192.168.xxまでは(xxの部分はルーターによって変わります)どの機器でも同じです。
末尾のXXの番号によって、ルーターは識別しています。
写真の場合は”192.168.11まで共通。残りの1や9で機器を識別しているのです。
このIpアドレスをメモしておきましょう。
2.ルーターにアクセスする。
任意のブラウザを開いて、ルーターのアクセスして下さい。
最初の設定を行ったのと同様に”アドレスバー”に(僕の環境の場合は)”192.168.11.1″と入力しエンターキー
すると各ルーターの設定画面が表示されます。
バッファロー製の最近のルーターを使用の場合は青で囲った”ゲーム&アプリ”をクリック
いよいよ肝のポート変換設定(ポート転送設定)の画面となります。
設定するのは丸で囲った3か所になります。
黄色:TCPもしくはUDPの選択です。基本的には”任意のTCPポート”か”任意のUDPポート”を選んでください。
青色:解放したい(転送設定したい)ポート番号を入力
赤色:先ほど確認したパソコンなどのローカルIpアドレスを入力(自動で入力されてる場合もあります)
全て入力し終えたら”新規追加”ボタンをクリック
これは一度にひとつの設定しかできませんので、複数解放したい場合は同じ様に繰り返して下さい。
写真の例はPC版スーパーストリートファイターアーケードエディションのポート解放設定をしています(笑
ポート解放の確認は各種ポート解放確認サイト等で行えます。
以上で基本的なルーターのポート解放の解説です。
個別の案件についてもご連絡いただけましたら対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
おおよその費用
遠隔作業での対応も可能です。
費用は約3000円(ポート解放ソフト当たり)となります。