パソコンを起動するとOSが起動せずに青い画面に白い文字が表示される
写真例はWindowsXPです。
OSが起動せずに青地に白い文字で埋め尽くされる現象を
”ブルースクリーンエラー”(略してBSEと呼ぶ人も)といいます。
これはOSがWindows95より現在のWindows7/8まで共通して起こる現象の一つです。
原因は様々ですが、検証していきましょう。
何故起こるのか?考えられる原因
あくまでも僕の今までの経験上ですが、ハードウェアトラブルが6割、ソフトウェアトラブルが4割といった所です。
1.メモリーの不具合が発生している。
2.ビデオカードの不具合が発生している。
3.HDDのトラブルが発生している。
4.SATAケーブルの不具合が発生している。
5.ネットワークドライバが不具合を起こしている(特にRealtek系に多い)
6.レジストリエラーが発生している。
7.俗にいう”KP41病”が発生している。
他にも今まで経験した中では”CPUが壊れていた”、”電源が定格出力しなくなった”などいろいろな原因がありました。
恐らくはWindowsOSを使っている人でこれを見たことない人はいないのではないか?
と、思うほどに頻繁に発生しています。
対処の方法
実はこのBSE(ブルースクリーンエラー)はWindows7以降は劇的に減っています。
7以降は実はOSの整合性能&ハードの性能が劇的に向上しており、かつて頻発したExcelの保護エラー等は全くの皆無
と言っていいほどでなくなりました。
故にWinodws7以降のOSを使用してる方にとってはブルースクリーンエラーはそのままハードウェアのトラブルが発生してる
と捉えても問題がないのではないでしょうか。
色々な要因でエラーが発生しますが、ここでは一番多いメモリエラーのテストの方法と原因の特定を
解説していこうと思います。
1.まずは事前にメモリテストソフト(メモリーチェッカーとも)を用意します。
PC-DOCKではmemtest86+というソフトを使用しています。
Memtest86+のページはこちら リンククリックでDownロードページですのでここから
Ver4.20(2013/07/30現在)の上から二番目(Zip)となってる方をダウンロードして解凍し、
お持ちのライティングソフトなどでCDを作って下さい。
解凍についてはコチラ 僕は圧縮/解凍には便利なCubeICEを使ってますけども(笑
2.作成したメモリチェックソフトのCDを光学ドライブに入れて、チェックしたいパソコンの電源を入れて
光学ドライブから起動
3.自動でメモリテストが始まります。
一例です。この状態でPASSの部分に1と付くと一週目はメモリエラーが無かったという事になります。
PC-dockではPASSが2付いてOKという判断をしています。
因みにエラーがあると
赤い帯でどのメモリ領域にエラーがあるのか教えてくれます。
この場合はそのメモリはアウト。
具体的にはメモリの交換が必要です。
もう一つの例として
判りにくいですが、画面出力にブロックノイズやラインノイズ
が発生してる場合はVGA出力(画面出力)のユニットに不具合があります。
これも要交換となる状況です。
原因の7のKP41病って何?
これはWindows7/8以降になってから発生している、エラーコードです。
正確には”使用中に突然リセットが掛り、再起動を起こす。等の不具合が発生し、その後OSの”コンピューターの管理”
画面のイベントビューアーを見ると”レベル重大”の中に”ソース:Kernel-Power イベント:41と表示される””
事から名付けられた現象です。
これも発生原因がまちまちで、環境によって原因が異なります。
良く見た中では
1.メモリーの相性が良くない
2.ビデオカード(VGAボード)の相性が良くない
3.電源の定格出力が出ていない
と、実にさまざまです。中にはマザーボードの省電力を切ったら出なくなったという方もいます。
経験上電源関係のトラブルかとも思いますが、はっきりとはわかっていません。
ブルースクリーンエラーは今まで解説してきたとおり様々な要因で発生しますので、
もし発生して手におえない場合はお問い合わせいただければ対応可能です。
おおよその費用
3000円~20000円位までの幅があります。
一般的なメモリ不良の場合は約6000円(部品代含む)~となります。