前回、前々回とパソコンのいろはのいシリーズをお届けしていますが、続いて今回はメモリ編です。
パソコンいろはのい その1コネクタと名称と説明編はこちら
パソコンいろはのい その2マザーボード編はこちら

メモリの役割

パソコンの構成におけるメモリの役割は、一言でいうと”CPUのサポートを行い、容量が大きければ大きいほど快適に・安定動作する”という部品です。
単位が似ているのでメモリの容量とHDDの容量を勘違いしてしまう方もいらっしゃいますが、明確に用途が違う部品です。
HDDは格納倉庫、メモリは倉庫から工場(CPU)へデータを運ぶベルトコンベアーの役割と考えれば判りやすいかもしれません。

メモリの種類

大きく分けて二種類あります。ノート用メモリとデスクトップ用メモリの二つです。
違いは大きさ。性能的には同じですがお互いに互換性はありませんので、ご購入の際には注意が必要です。
昨今ではデスクトップパソコンでもノート用メモリを使用する場合もございます。

昔は72pinのSimとかEDOであるとか、PC-66、PC-100、PC-133で、乗ってるチップが128bitだ256bitだ等と色々あったのですが、現在ではほぼDDRという規格を共有するようになっていますのでさほど気にする事は無いと思います。
しかし、DDRシリーズでもDDR1、DDR2、DDR3というメモリ速度による違いがありますので注意が必要でしょう。

形状の違い

これはさすがに文字では伝わらないので自分の所にあるメモリを写してみました。
デスクトップ用DDR2メモリ

写真はデスクトップ用DDR2メモリです。DDR1、DDR3のメモリも同じような形状ですが、
切込みの位置が異なりますので間違えないような配慮はされています。

ノート用DDRメモリ 
こちらはノート用メモリ、
上からDDR1、DDR2、DDR3のノート用メモリです。
こちらはDDR1と2は同じような切込みですが、DDR3は明らかに違うところに切込みがありますので間違わないと思います。

写真はノート用の方が大きく写ってますが実際はデスクトップの方が2倍は大きいです。

 

現在はメモリの価格も手ごろになってきていますので、大容量メモリを搭載するのが当たり前の時代になってきました。
ご予算に余裕があれば増設してみてもいいかもしれません。特に、処理速度にお悩みの方はメモリを増やすと明らかに改善することも多々ありますよ!

簡単ですが今回はメモリの基本を解説してみました。しばらくはこのシリーズを連載していきます。次回はHDDとSSDの基本を解説してみたいと思います。

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