今回は遠方からのお客様で、「富士通の一体型PCを使用してると急にOS not foundと出てWindowsが起動しなくなった」とのご相談をいただきました。
早速拝見する事になり送って下さいました！

まずは挙動の確認から

届いたパソコンを荷解きして、ACアダプタを接続して状況を確認します。
・・・確かに、電源を入れてからしばらくするとOS起動せずに”OS not found”と表示されます。
Biosはどうなってるのか確認してみます。
FMVFG90DB BIOS画面

Bios設定画面です。

BIOS　HDD確認画面

確認してみるとHDDを認識していません・・・
お客様と相談した結果、データは諦めるけど使えるようにしてほしいとの事となりましたので、
HDDの交換作業を続行します。

分解交換作業開始！

FMVFG90DB 裏ぶた

後ろのカバーを外して裏蓋を外していきます。

HDDの場所

ちょっと判りにくいかもしれませんが、青い○で囲っている所がHDDの収納場所です。
HDDは日立製SATAの１TBが採用されていました。
hdd交換用　Seagate

交換用にSeagate製HDDを用意しました。

因みにこの交換作業は動画を撮ってあります。

リカバリDiscを作成していなかったとの事でしたので、今回は富士通から取り寄せしたリカバリDiscで作業を進めます。
リカバリ中

リカバリ中の画面です。順調に作業を続けていってさあ終わるかと思った瞬間・・・
原因不明のエラーが発生して正常に終了しません・・・

うーん・・・交換したのはHDDだけですし・・・と考えてはたと気が付きました。
元々採用されていたのは”日立IBM製HDD”で交換したのは”Seagate製”です。
違うところはここしか考えつきません。もう一度日立IBM製HDDを用意して再度リカバリ作業を進めていくと・・・
漸く正常に終了しお客様にお引渡しできるようになりました！

メーカー製PCのHDD交換はHDDメーカーも合わせた方が無難ですね。
今回は
HDD代金　　　　7500円
HDD交換費　　　3000円
リカバリ費　　　5000円
リカバリDisc費　5250円

合計　　　　　20750円
リカバリDISCを取り寄せする際に問い合わせてみると富士通で修理すると60000～70000位になりますと言われたので
かなりの節約になってると思います。

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