前回はパソコン いろはのい その4HDDの規格編をお送りしましたが、今回はその続きでHDDの種類編をお送りします。

HDDの種類

HDDにはサイズとHDD規格による種類の違いがあります。
大きさは大きく分けて2種類”3.5インチ”と”2.5インチ”の2種類です。
昔は”1.8インチ”や、”1.5インチ”と言ったサイズもありましたが殆ど普及せず、現在ではこの2種類と考えて差し支えないと思います。又、それぞれにATA(IDE)版とSATA版が存在します(SSDはSATA版のみ)
HDDのサイズ 写真は3.5インチと2.5インチのHDD。大きい方が3.5インチ

HDDのコネクタの例 コネクタの例です。
どちらもSATA版コネクタです。

 

 

HDDとSSD

実はHDDはその誕生以来、大容量化と高速化を図って来ましたが2013年現在でも根本原理的には何ら変わっていません。
その為CPUやメモリ、VGA(グラフィックボード)、転送速度などが向上しても書き込み読み込みが遅い為高速PCのボトルネックとなっています。
その解消の為に登場したのがSSD(Solid State Drive)です。
従来型のHDDと比べると”物理稼働箇所がないので静音””シークタイムが無いのでアクセスが超早い””でもその代わり1GB当たりの単価が非常に高価”となります。
しかし、一度使ってこの速度を体感しますと、もうHDDには戻れない位の性能差を感じます。
実際僕もそうです(笑

簡単にまとめHDDとSSDの特徴

個人的主観による違いをまとめてみます。

HDD

容量単価:非常に安い
容量  :大容量(3TBまで確認)
発熱/耐久力:かなり発熱し、稼働中の衝撃にもろい。
読書込 :遅い

SSD

容量単価:非常に高価 1TBで約70000円前後から(2013年10月現在)
容量  :1TB-1.6TB メインストリームは256GBクラス 低容量と言える
発熱/耐久力:可動部分が無い為、発熱量は低く、省電力で衝撃耐性に優れる。
読書込 :HDDの2-4倍程度早い

SSD+HDDコンボドライブって?

HDDの世代交代の為に登場したSSDですが、2013年現在まだまだ高価な為、容易に買い替えできないのが現状です。
その為、SSDの速度とHDDの容量単価を兼ね備える形で登場したのがSSD+HDDというコンボHDDです。
2.5インチサイズであり、主にハイエンドノートPCに搭載されていたと思います。
(SSD+HDD ハイブリッドとも言いますが、当記事ではコンボドライブと呼称します)

SSD+HDDは本来はWindowsVISTA用に開発されたドライブですが、OSの伸び悩みとXPでは動作しないという事もあり全くといいほど普及しませんでした。(動作環境がOSに依存するため)

現在ではどうかというと基本的には同じですが、OSへの依存がなくなった為OSを選ばず使用できるという利点がでてきました。
HDDの遅さのネックは読み書きの遅さであり、これを解消するためSSD+HDDではSSDそのものをキャッシュとして使用し、HDDに時間差で書き込む事で見かけの速度を向上させています。
昨今ではウルトラブックなど薄いPCで採用が多いです。

しかし、自作パーツショップでもほとんど取り扱いが無い場合が多く、店で見つけるのは結構至難の業。それくらいのレアパーツですね。
価格面でも1tbで約10000-15000円位とSSDに比べると安いがHDDと比べると倍以上という価格になっています。
ただ、ノートPCの速度向上を安価に図るという意味ではSSD+HDDのコンボドライブはありでしょう。
今回は簡単ですが、HDDの種類を簡単に解説していきました。次回はIntelCPU編を考えています。

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